ゴッホの庭仕事

植物の事、宝物の事、オランダの事などのメモ帳です。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

シーボルトは植物をどうやって運んだのか?

オランダから飛行機や船を使って植物を輸出している。 飛行機は数日で日本に着くが、それでも寒い時期は凍ってしまい、暑いと蒸れて枯れてしまう。 船は日本の港に着くまでに50~60日掛かるのでさらに難しい。植物が休眠している時期を選んで、冷蔵装置のある…

オランダの大日如来 (追記)

無宗教と言っていいと思う。 関わる機会が少なかったからかもしれないが、特に仏教はどこかオドロオドロした印象を子供の頃から持っているし、大人になった今でも、法事などでお寺に行くと、何か不気味な感じがしてしまう。住職の方、実家がお寺の方には申し…

古本屋で発掘した 5.5キロの本

「ここには何かあるぞ」と その古本屋に入ってすぐに思った。 写真集があるし、背表紙が茶色くなった本が何冊も本棚に並んでいた。店内は清潔で、お客さんはリラックスして本を探している。何より、若い男性の店員が笑顔で挨拶をしてくれた。 そして宝物を掘…

シーボルトのボケの大木

初めてライデン大学の植物園、Hortus botanicus Leidenを訪れた時、背筋がゾクッとしたのを思い出す。ハーブガーデンを見たいと思って、なんの予備知識もなくフラッと訪れたのだが、順路をやや外れた建物の陰に日本語の看板があるのに気づいた。 そこには「B…

寒さに身を寄せるミツバチたち

先週は気温が零下まで下がり、運河や池が凍ったのでオランダの人たちはスケートを楽しんだ。近所の運河でも 誰かがスケートをしたようでトレースが何本も残っていた。 行きつけの古道具屋は中古のスケート靴をテーブルに山積みにして売っている。フィギュア…

温かいトンさんのクリスマスカード

帰宅したら、クリスマスカードがポストに入っていた。誰だろう? 差出人はご近所のトンさんと奥様だった。お二人は私より年上。もう、リタイヤされている。 トンさんは頭は短く刈り込み、首にシルバーの太いネックレスをしている。いつも半袖で、寒くなって…

博物館でデッサン

Rijksmuseum van Oudheden オランダの博物館や美術館の片隅には、折り畳みの椅子が置かれている。とても軽いので持ち歩く事ができる。高齢の方がこの椅子を持ちながら館内を周られていた。膝が悪い様でゆっくり、ゆっくりと歩きながら、時々、この椅子に座ら…

食べたい物が出てくる中華料理店

メニューの下には「価格は変更されています!」と注意書き。封筒の裏に書かれている 15歳の夏、初めての外国、一人でサンフランシスコのレストランに入った時のドキドキを今でも覚えている。メニューを開いても英語が読めず、何も注文出来なかった。 その時…

サボテンがいる古本屋

朝はフロントガラスが凍り付くので、車を動かすまでに時間が掛かるようになった。もう、オランダは冬。街歩きをするには耳が隠れる暖かい帽子とマフラー、手袋がないと厳しい。シトシトと雨が降ったりやんだり。それでも傘を差す人は少ない。 ライデンで古本…

宝物 拾ったオランダの買物リスト

買い忘れがあるといけないので、スーパーに行く時は買物リストを作っている。が、ある時、いつも買う物が一緒なのに気づいた。1番・牛乳、2番・赤ワイン、3番・パンなどと番号を振っているのだが、いつも12番で終わる。オランダは季節の食材が少なく、一年…

新しい宝物 アンスリューム

気になる植物はたくさんあるが、家を空ける事が多いので買わない事にしている。が、オランダ人の同僚たちから、思いがけず、アンスリューム クラリネルビウム (Anthurium clarinervium)をプレゼントされた。誕生日プレゼントだ。 花市場を訪れた時、「これ、…