長い時間をかけて育つ ”アワチドリ”
このランは、タネを播いてから花が咲くまで3年は掛かります。
立派な花を咲かせるようになるには更に1-2年。
このアワチドリはタネを播いてから5年は経っています。
Ponerorchis suzukiana
5年前、何をしていたっけ?
5年日記を付けています。スタートしたのは2008年の元旦。まだまだ白紙だらけ。
それによると、5年前の今日、子どもがバーベキューをして、私の帰りを待っていたようです。肉を焼いてくれ「食べて食べて」とお皿に盛ってくれます。魚も焼いてくれました。ストローのお箸で折り紙と銀紙でできた肉と魚を食べました。「なんの魚?」の問いに「たい焼き!」との返事。
今ではそんな時があったことが嘘みたいです。5年前ってそんな前なんですね。
人間の子どもはすぐに大きくなってしまいます。でも、植物はゆっくり。
その中でもランは時間をかけて成長し、成熟します。
花が終わったら、庭のそこかしこに植えてみます。
きっと、どこに植えたのか忘れます。でも、それが面白い。
ゆっくり、ゆっくり大きくなり、また来年、ヒョッコリと花を咲かせるはず。
子ども達を驚かせるため、ゲリラ ガーデニングで通学路のどこかにも植えておこう。
楽しみが増えました。