ゴッホの庭仕事

植物の事、宝物の事、オランダの事などのメモ帳です。

オスソワケ・ボックスで隠れガーデナーが多いことが分かりました。

オランダのライデン駅前に雑居ビルがあります。

立地は最高ですが、壁は落書きだらけでボロボロです。そんなビルの入り口に植物が並べられていました。ハーブあり、野菜の苗あり、花ありとジャングリッシュガーデンです。

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近づくと小さな貼り紙が貼ってありました。

「親愛なる通行される皆さんへ」から始まり、この植物たちは個人的に育てていること、愛情を注いで育てているので乱暴に扱わないで欲しいこと、そして、植物や花が育つのを一緒に楽しんで眺めましょうと書かれていました。

同時に、ハーブや野菜が育っていたら少しだったら収穫しても構わないこと、ただし、花はミツバチやチョウの食事用に残しておきたいのだとも書いてありました。

 

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その横には引き出しを利用した箱が置いてあります。中には野菜の苗や種を入れたジャム瓶が置かれていました。そして「あなたも庭や屋上、出窓などで育ててみては如何ですか?」とのメモが添えられています。余ってしまった植物のオスソワケ・ボックスでした。とっても素敵だなぁと暖かい気持ちになりました。

 

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先週から、私も家の前にオスソワケ・ボックスを置きました。

「だれも、もらってくれなかったら寂しいな」と思っていましたが、ご近所の奥さんたちが遠慮がちに持ち帰っています。多くの方がひと声かけてからお持ちになります。

なんとなく、ゆる~い感じの植物トモダチネットワークができそうな感じがしています。次は何をオスソワケしようかな?