ゴッホの庭仕事

植物の事、宝物の事、オランダの事などのメモ帳です。

懐かしいスズラン

スズラン (Convallaria majalis)

 

娘が生まれた年にフランスからスズランを輸入した。その時、いく株かを義母にプレゼントしたが、しばらく経って家を手に入れた時、娘の花だから庭に植える様にと、その時のスズランを持ってきてくれた。そんな思い出もありスズランは好きな花だ。

 

オランダの宿根草屋さんは11月初めから大忙しになる。畑から掘り上げた株を大きさ毎に分け、株分けをし、数を数えて商品にする。

 

ヘメロカリス (Hemerocallis)

宿根草の株の事をBarerootと呼び、日本語では裸苗(はだかなえ)。

初めて聞いた時は、なんだか変な呼び方だなと思った。

 

来月、冷蔵コンテナに宿根草の苗をいっぱいに詰め込み、日本に向けて輸出をする。日本に病気や虫を持ち込むのを防ぐため、土や砂を洗い落とさなければならず、その準備が始まっていた。

 

宿根草や球根を生産するには広い畑が必要だ。一方、住宅が不足しているオランダでは、農地がどんどん宅地になっている。球根の産地として有名なこのエリアも、畑のすぐ横まで家が立ち並び始めた。園芸大国でも少しづつ変化が起きている。